ソーシャルレンディング業者の安全性を確認するポイント
ソーシャルレンディング業者の安全性を確認するポイントをご紹介!
ソーシャルレンディング業者の安全性を確認するポイントをご紹介していきます!
業者選びはとても大切です。大切な資金を預けるわけですから、安全性の高い業者を使わないといけません。
銀行なら1000万円までのペイオフ制度がありますが、ソーシャルレンディング業者が倒産しても補償はありません。
だからこそソーシャルレンディング業者を選ぶときは慎重に選びましょう。
以下に5つのポイントを挙げますので、ぜひ参考にしてみてください。
経営母体
経営母体は大きいほうがいいですね。上場企業が運営しているとか、上場企業が大株主になっているとか、そんな業者を選択しましょう。
信用が大事な大企業なら資金回収が滞らないように十分注意します。
また、資金管理にも気をつけるでしょう。万一、経営状態が悪くなったときでも、顧客に何の補償もなくサービス終了するということは考えにくいです。
もちろん、大企業が経営しているからと言って100%安心といい切ることはできません。
ですが、小さい企業が運営しているよりも安心感があるのも確かです。
取得免許
ソーシャルレンディングを仲介するには免許が必要です。第二種金融商品取引業または第一種金融商品取引業の免許が必要です。
SAMURAI FUNDの公式サイトによると、第一種金融商品取引業と第二種金融商品取引業の間にはこのような違いがあります。
- 第二種金融商品取引業 最低資本金1000万円・自己資本規制比率なし
- 第一種金融商品取引業 最低資本金5000万円・自己資本規制比率あり
第一種のほうが第二種よりも資本の充実が求められています。
これは何かあったときに投資した資金が戻ってきそうかどうか、というひとつの基準になります。
ちなみに各ソーシャルレンディング業者の免許取得状況はこのようになっています。
主なクラウドファンディング業者ではクラウドバンクとSAMURAI FUNDが第一種金融商品取引業の免許を取得しています。
募集金額・成約金額
募集金額や成約金額も安全性を判断するひとつの基準となります。
いくら良さそうに見える案件を取り扱っているソーシャルレンディング業者であったとしても、募集金額や成約金額が極端に低い場合、何か原因があるはずです。
まだ新しいとか、過去に不祥事を出したとか。
もちろん新しい業者が悪いわけではありませんし、過去に不祥事があったとしても改善できていれば問題ないわけですが。
そのあたりを看破するのはなかなか難しいでしょう。
なので、ある程度は募集金額や成約金額が高いほうがおすすめです。
ただ、過去にたくさん成約しているけど、最近はあまり良くないという業者であっても、成約金額だけで見ると優良業者のように見えてしまうこともあります。
他のポイントと合わせて判断しましょう。
また、各ソーシャルレンディング業者によって、いろんな表現をしています。なので、単純に金額だけを比較しても意味がないこともありますからご注意を。
投資家登録数
投資家登録数もひとつの基準となります。投資家登録数は多い方がいいでしょう。
投資家登録数が少ないということは、何らかの理由があるということが考えられます。
やっぱりユーザーが多いほうがいい案件も集まるでしょうし、規模も大きくなります。なので、案件数が多くなるというメリットもあります。
もちろん、どういう方法で投資家を集めているかというのは分からないので、投資家登録数が多ければ信頼できるか、というとそうも言えません。
返済の遅延
返済が滞りなくされているか、遅延が起きているか。大きな判断材料となります。
返済遅延が起きているということは、問題があります。
- 審査がゆるすぎる
- 回収ができていない
- 無茶な条件で貸し付けている
これらの問題が考えられます。どれもソーシャルレンディングの根幹を揺るがす可能性のある問題です。
各ソーシャルレンディング業者の「お知らせ」などをチェックしましょう。そこで遅延に関するお知らせがあるかどうかを確認していくといいですね。
けっこう重い問題なので、しっかり確認することをおすすめします。
ソーシャルレンディング業者の安全性チェックまとめ
ソーシャルレンディング業者の安全性をチェックするポイントを5つご紹介してきました。
どれか1つのポイントを見たらいいということはありません。すべてをチェックしていかないと、いいソーシャルレンディング業者選びはできません。
面倒ですが、しっかりソーシャルレンディング業者選びをしていきましょう。大事ですよ!