クラウドクレジットの評判・実績やメリット・デメリット!評価が分かれる業者
目次
クラウドクレジットの評判・評価はけっこう両極端
クラウドクレジットの評判はいろいろです。なかなかこれほど評判が分かれているソーシャルレンディング業者も珍しいのでは?と感じます。
まずはいい評判です。
- スケジュール通りに、元本も利息も入金された!高金利だったのでうれしい。
- 出資企業が大企業なので、とても安心感がある。
- 融資先が海外の発展途上国がほとんど。社会的意義を感じられる。
- 長期投資案件が多いので、再投資などの手間がかからないのがうれしい。
というような評判があります。
クラウドクレジットは海外向けの融資案件です。なので、総じて高金利です。利益が増えるということなので、とてもうれしいですね。
一方、良くない評判も。
- 元本割れ案件があるので、他の業者と比較して投資しづらい。
- 長期間の案件がほとんど。リスクが高いと思われる。
- 為替の影響を受けそうで、利益がぶれそう。
ということです。海外案件が多いだけに高金利になる一方、不確定要素も大きくなるのが不安ではあります。
クラウドクレジットのメリットはお金の面だけではない
クラウドクレジットのメリットはお金の面だけではないんです。それが他の多くのソーシャルレンディング業者と違うところです。
では、順番にご紹介していきます。
金利が高い
クラウドクレジットは海外向けの案件です。なので、総じて金利が高めです。だいたい4%~11%です。
最近は国内でも10%を超える案件が出て来ましたが、高金利案件のさきがけというとクラウドクレジットですね。
出資企業が大企業ばかり
クラウドクレジットに出資している企業が大企業ばかりなんです。これは驚きました。
- 伊藤忠商事
- フェムトグロースキャピタル
- フェムトスタートアップ
- マネックスベンチャーズ
- GCIキャピタル
- 第一生命保険
- 三菱JFJキャピタル
- ラインベンチャーズ
- YJキャピタル
- ソニーフィナンシャルベンチャーズ
- グローバル・ブレイン
- SBIインベストメント
金融業界からソフトバンク系まで多数の大企業が出資しています。
これはクラウドクレジットの事業内容に賛同し、利益が出るとか社会的意義があるとかの理由で出資しているわけです。
信頼できるというひとつの証拠になります。
社会的意義が高い
クラウドクレジットの融資先は多くが発展途上国。発展途上国に融資して、社会的な貧困を解決していくという意義があります。
「『世界に貢献する投資』を目指す」と公式サイトにも書かれていますね。
自分のお金が世界の発展に貢献している、と実感し、離れられなくなった人もいるみたいですね。
クラウドクレジットはデメリットももちろんある
高金利や社会的意義など、メリットがたくさんあるクラウドクレジットですが、デメリットもあります。デメリットは大きく3点です。
元本割れがある
2014年6月から2020年1月までの状況を確認してみました。93%は販売時に想定していた利益を想定しています。
残りの4.6%はプラスにはなるけど、利益額は小さく。2.3%はマイナスとなっています。
日本国内向けの案件は元本割れしないのが普通というソーシャルレンディング。そんな中、元本割れしているのは大きなデメリットです。
運用期間が長くリスクが高い
運用期間が長い案件がとても多いです。だいたい13か月~31か月。かなり長いですよね。最低1年以上ですから。
長期になればなるほど、ブレが大きくなります。マイナスになる可能性も高いです。
外国案件なので、為替や世界情勢に影響を受ける
外国に融資する案件であるため、為替や世界情勢に大きな影響を受けます。
また、発展途上国への投資も多いです。なので、情勢も不安定なところがあります。
融資している国で政変などが起きれば、資金を回収できなくなる可能性も高いと思われます。
クラウドクレジットの貸し倒れ・デフォルト実績を調査
クラウドクレジットの貸し倒れやデフォルト、元本割れの状況を調査してみました。これが公式サイトに貼られているグラフです。
2020年1月現在、40件が償還時に元本割れしています。償還済みファンド数が297件で、元本割れが40件。
なんと元本割れ率が約13%。かなり大きいです。ハイリスクハイリターンと言えます。
クラウドクレジットの案件の一部をご紹介
クラウドクレジットの案件の一部をご紹介します。
やはり高金利案件が多いですね。これはクラウドクレジット最大の魅力です。
また運用期間が長い案件がほとんどです。7か月の案件もありますが、これは相当にレア!
少し見てみても、ハイリスクハイリターンな雰囲気がすごく現れています。
入金・出金手数料など、手数料はかかる?
クラウドクレジットで投資するにあたり、基本的に手数料は不要です。公式サイトのFAQ(よくある質問)でもこう書かれています。
- 預託金口座へ入金する際の銀行振込手数料は、お客様にご負担いただきます。
- マイページ登録(口座開設)手数料/口座維持手数料は、いただいておりません。
- ファンド購入時の取扱い(販売)手数料もいただいておりません。
なので、基本的には入金するときだけ振込手数料がかかるという理解で良さそうです。
ただ気になる記載が、公式サイトの最下部にありました。
なお、出資金に対して、年率換算で最大4.0%の運用手数料を運用開始時に(又は運用開始時及び2年度目以降毎年度に)いただきます 。また、為替手数料その他の費用をご負担いただく場合があります。
これは不測の事態が起きたときに費用を負担してもらうことがあるよ、ということでしょうか。
こういう記載があること自体、ハイリスクな感じがよく出ています。
まとめ
クラウドクレジットはハイリスクハイリターンを望む場合におすすめです。償還済み案件のうち元本割れの割合が13%もあるというのはリスクが高いですね。
なので、クラウドクレジットで投資するときには1案件に投資するのではなく、案件の分散をしておきましょう。
5案件くらいに分散しておけば、元本割れがあってもプラスになるでしょう。マイナスにならないことを一番に考えることが重要です。